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【東方SS】くもりのち晴れ。 

こんばんは!
やっと完成しました、ゆゆみょんSSです!


オリジナル設定と、ぼのぼのでちょっとシリアスな話です。
それでもOKな人は続きからどうぞ!
生きていくのが面倒になった。
友人はいるが、ただ適当に弾幕を張り駄弁る。そんな日々が続いて、楽しいかものしれないけれど自分はどこかつまらなそうで何かの刺激が欲しかった。不吉だけど、なにか事件が起こればとも思う。
でも、そう思い通りには行かなくて、それは頭でいるはずなのに納得がいかない。
そんな日々を送っていた私に吉が出た。

「……」
「……」
ふすまの影から黒いリボンと小柄な顔がはみ出している。
「…あなたどなた?」
相手が無言だからこっちから話かけた。少女は少しだけ戸惑っていた。
「あの…幽々子、お嬢様ですよね……?」
小柄の少女は更にふすまに隠れて喋る。どうして私の名前を知っているのかしら…。
「そうよ。…どうして知っているのかしら?」
子供だからといって、口調を変えたりはしない。少し、怯えた表情をした気がしたが、少女はふすまからゆっくりと離れて私の前に座った。
「私、今日から幽々子お嬢様の庭師として仕えさせてもらいます。魂魄妖夢と申します」
妖夢と名乗る小さな少女は、礼儀正しく正座をしてお辞儀をした。
「あの~…さっきからあなたの周りをうろうろしているソレは、幽霊なの?」
「え?あぁ、これは私の半霊なんです。…あっ、私半人半霊なもんで……」
恥ずかしそうに頭を掻く妖夢とふよふよ浮いている半霊。その姿はとても新鮮なものだった。
「ところで、なんで私のところに?」
私は話を戻した。
「幽々子お嬢様はとてもお優しい方だと聞いていたので…。あと、弾幕がとても強くて平和主義で何事にも冷静で…」
ごめん、全然平和主義でもないし冷静にしているつもりはないのよね…。と心の中で謝る。
「ていうか、それどこの情報よ」
「私もよく分からないです…」
シュンとした仕草がなぜだかとっても……可愛く見えてしまった。女の子相手にこんな気持ち…久しぶりだわ。
「でも、そんなの…私以外にもたくさんいるでしょう?」
どうしてよりによって私なんだろう。
「…あの、もしかして……迷惑、でした…?」
「確かに、迷惑ね」
「ごっ…ご、ごめんなさっ……!出直して来ま…」
「嘘、嘘よ。冗談」
「ううう…タチの悪い冗談はやめてくださいよ~…」
案外からかいがいがある子なんだ、と心の底で笑った。
本当に半ベソ状態だし、ちょっとやりすぎたかもしれない。
「常に真に受けていたら人生疲れるわよ?」
「は、はい…学ばせてもらいます…」
妖夢は恐縮そうに頭を下げた。
「あ、宇宙人がいるわ」
「どっどこですか!?」
指を指した先には何もいない。妖夢はしょんぼりして息をついた。
でも、それだけ妖夢が真面目な性格だということが分かった。
「やっぱり…私は未熟者です…。きっと幽々子お嬢様も満足されないと思います…」
再びシュンとする。どうやら本気で落ち込んだらしい。
「やっぱり…私出直してきます!!」
いきなり立ち上がり後ろを向いた。
でも、せっかくの私のカモ(?)……もちろん逃がすわけがない。
せっかくの人生の転機をここで戻すわけがない。
「待って」
「なんでしょうか…」
「せっかくだし…一週間ここにいて、私があなたを必要とするかどうかを決めてあげる。どう?」
とってもナイスな提案だと我ながら思う。
「あの、でも幽々子お嬢様…」
「でもじゃないの。私の言うことはちゃんと聞きなさい。あと幽々子お嬢様は長いからもうちょっと短縮してもいいわよ」
妖夢はきょとんとしていたけれど
「…はいっ、幽々子様」
満面の笑みで元気よく返事をした。


「幽々子様…朝ですよ」
「ん、んぅ~……誰?」
「みょん!?私やっぱりキャラ薄いんでしょうか…」
寝ぼけていて、誰だか分からなかった。
そういえば…と眠い目をこすって記憶を辿る。今は何時だろう?
「えと、7時半です」
「7時ってまだ明け方じゃない…なんで早起きしているの?」
「し、7時は普通です…。朝ご飯、できたので起こしたのですが…ダメでした?」
そういえば、と鼻を聞かせる。台所からとても懐かしい匂いが漂ってくる。
「…その、勝手にすみません。幽々子様…お料理苦手だと聞いたもので」
どこか落ち着かない妖夢はエプロンをしていた。私のためにやってくれたことが嬉しく感じたのは多分気のせいではないと思う。
「確かに、料理は苦手ね。ていうかしないわ」
「今まで何を食べてきたんですか…?」
「ん―鶏肉とか。あと氷とか玄米とか鱒寿司とか」
「中々個性的なものを食べていらしたんですね…。ちゃんと、栄養つけなくちゃ駄目ですよ…」
なんだか、妖夢が娘を心配するお母さんに見えた。小さいくせに…。
「…って、すすすいません!私なんかがエラソーに!!」
「そんなの別にいいわよ。それより、あなたのほうが栄養行き渡ってないみたいだけど?」
まあ、まだ子供だから仕方がないけれど、今からちゃんとしておかないと将来どうなってしまうか……。
私を見習ってほしい。
「え?私栄養ちゃんと取ってますよ……そ、そっちは放っておいてください!」
愉快な朝が始まった。


「あら、おいしいじゃない…」
久しぶりにちゃんとした朝ご飯を食べた。なんだか余所の家みたいだ。
こんなことだけで空気が…変な感じ。
「ありがとうございます…」
やっぱりまだ緊張しているのか縮こまっている。そのうち慣れるとは思うけれど。
「これで食には困らないわね!」
「私は庭師ですよ!!」



妖夢が来てから数日が経って、妖夢もだいぶ馴染んできたある日のことだった。
妖夢は私に質問をした。
「幽々子様は、亡霊なんですよね?」
「そうね。どうしたの急に…」
こんな質問を改めてされたのは初めてかもしれない。
「特に理由はないんですけど…ちょっとした好奇心で。幽々子様は人間だった頃、どんな人だったんですか?」
それは他意のない純粋な瞳。私にはきっと眩しすぎるくらいにキラキラ光って見える瞳。
事実を伝えたらこの子はどんな反応をするのだろうか……私もちょっとした好奇心かもしれない。
「…さあ、知らないわ」
「え…?」
「私、人間だった頃の記憶がないからね」
「…あ、ご、ごめんなさ……」
「どうして謝るの?それは…同情かしら?」
「し、失礼します…っ!」
あの子はきっといいところで育ったんだと思う。あんな無垢で純粋な瞳には、真実は刺激が強すぎだったのか。
「仕方ないか…」
妖夢は悪くない。私も悪くない。
「どうしたら、丸く収まるのかしら」
そんなことも誰にも分からない。



気がつくと夕方になっていた。
「お~腹空いた……」
1日5食くらいないと満たされない。と、最近思い始めた。
「…でも、あの子帰ってくるかしら…」
少しだけ心配になった。あんな小さい子、さらっていきそうな人に数人心当たりが……。
「ゆ~ゆ~こ~」
「みょんっ!?」
「うわっ、ビックリした~…ってなによ紫じゃない。普通に出てきてよね」
ふすまのスキマからスキマ妖怪が出てきた。まあ、今更驚かないけど…。
「玄関からスキマで出てくるのも変じゃない」
「そっちのほうが安心だわ」
すると、下の方から声が聞こえてきた。
「う―…私の存在を忘れていませんか…」
妖夢は頭をぶつけたのかさすっている。そういえばさっき、落とされていたような…。
「あら、痛そうね…。ところでなんで紫と一緒なの?」
しかも、2人でスキマから出てくるとは思わなかった…。
「あ、あのっ!」
なぜか声を張っている。私は頭のほうが気になって仕方がなかったのだけど。
「さっきは好奇心で…聞いてすいませんでした。…気に障りましたか?」
「…全然。別に、知らないことを知りたがるのは普通でしょう」
妖夢が思うほど、私は根に持つタイプじゃない。むしろ、妖夢が思う以上に私は単純なのかもしれない。
「…幽々子様は、昔の事を知らなくて……悲しくないんですか?」
相変わらず変なことを聞いてくる子だ。答える義務なんてないのだけれど…
「知らないのは仕方ないでしょう?最初からないものをねだっても手に入らないものに興味なんてないわ。だから、悲しくなんてないわね」
答えてしまうのはどの口?
そんなの、私に分かるわけがない。
「…私、本当はさっき、少しだけ同情してしまいました。でも、その後考えたんです。幽々子様はどう思ってるのかなって。だから答えが聞けて良かったです…だって、」
「生きていた頃の事を覚えてなくたって、幽々子様は幽々子様ですから。それに、少しだけ一緒に過ごして分かったんです。幽々子様はきっと過去の記憶がどうとか気にしないんだろうなって。私がどんな道を来たかとかそういうのはどうでもよくて…今の私が肝心だって…そう思うはずですよね」
「そんなの…」
あなたに分かるわけがないでしょう?なんて言えなかった。そんな自信に満ちた瞳で言われたら、否定なんて出来なくなる。実際、私がそう思ってるかは分からない…でも、
「…面白い解釈だわ」
この子となら、あと数千年は一緒にやっていけそうだ。そう思ったから、私はまだ生きてみようと決心したんだ。きっと待っている、これから退屈しない日々、私は全てを妖夢に返すことが出来るかしら。
「妖夢、私お腹が空いたわ。今日は鶏肉が食べたいの。あ、明日は豚肉ね。明後日は牛肉で…」
「お肉ばっかりじゃないですか…。野菜もちゃんと食べないと太りますよ…」
「誰が肥満度95%よ!」
「言ってません!!」
でも、そんなことはその内考えよう。
考える暇もないくらい忙しくて楽しい日々が待ってるから―――。





あとがき
ゆゆ様と妖夢の出会いのお話でした~。
なんか、この二人だとどうしてもぼのぼのかシリアスになってしまいますw
だからどうしても妖夢が苦労人になってw(´д`:)


アクセス解析で、検索ワード見てると、ほぼ毎日てるもこSSでしている人がいるみたいなので次はてるもこ・・・か、その他永遠亭のSS書けたらいいなと思っています。
ちなみに、慧音×妹紅は、どうしてももこたんが口がれでぃーじゃないので被るのであまりなさげw
みなさん、もこデレが好きなのかなー・・・w
と、言っても話が浮んだらの話ですけどね!w

あと、佳奈多SSと咲夜さん、魔理沙のSSを書いておりますよ。
果たして無事完成するのだろうか───。


では、感想やら誤字報告やらよろしくお願いします(^^♪
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[ 2009/08/16 23:32 ] SS(二次小説) | TB(0) | CM(0)

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